企業が海外に移転する理由「パート1」

企業が海外に移転する理由「パート1」

過去10年ぐらいの間の日本の企業は相次いで生産拠点を海外に移転してきました。日本の企業が海外に移転する理由には幾つかの要素が重なっています。日本の経済団体などの代表者たちは、日本の法人税率が高いためだという事を言っております。

 

 

 

しかし、本当の理由は法人税率の問題よりも人件費を含む物価の差が大きく影響しており、自動車を含むあらゆる生産品のコストが日本より圧倒的に海外などの方が低いというところに最も大きな原因が有ることを忘れてはいけません。

 

 

 

リーマンショック以後の長引く不景気に加えて大震災や放射能問題なども大きく影響してきた日本系ざしのデフレ傾向はなかなか歯止めがかかりません。

 

 

 

消費者物価はますます低下する方向にありますので生産者や流通にかかわる企業にとっては中国やベトナム、南米などの日本よりも大幅に生産コストが低く抑えられる国に生産拠点を移すことは仕方ないことでしょう。

 

 

 

今日までの日本は戦後の復興期から安い人件費と持ち前の頑張りを持って海外から安い原料を購入して、それを上手に加工してアメリカやヨーロッパ等の先進国に売って儲けてきました。

 

 

 

ちょうど、現在の高度成長を続ける中国とそっくりな状態で一時はアメリカに次ぐ世界第二位の経済大国にまで成長しました。しかし、その結果として日本国内の人件費を含む全ての生産コストが高くなり中国や韓国などとの競争にコストの面で追い付けない状態になりました。

 

そこで、日本の企業は中国などの生産コスト面で競争力のある外国に生産拠点を移さないとならなくなってきたのです。→次章へ続く